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2009/04/24 レンタル暗室&ギャラリー浅草『PIPPO』














記録的なくらい更新が滞ってしまいましたが、みなさん元気ですか?
僕はというと、鹿児島のMizuho Oshiro Gallaryでの作品展(〜5/24まで開催中)の搬入を車で行くという、かなり楽しい企画を実行途中、ごはんの度に高速をおりてうまいものを食べておデブちゃんになりました。(笑)
ちなみに、名古屋では「あつた蓬莱軒」のひつまぶし、
大阪では[りす]チームと合流し「よかろ」のどて焼き、
神戸からはフェリーで大分まで移動し、佐賀関「関の亭」の関サバ定食、
湯布院の亀の井別館の佐賀牛、
鹿児島で黒豚しゃぶしゃぶと、
行きだけでこんなにおいしいものを食べました。
で、今日の本題は6月19日に浅草でレンタル暗室&ギャラリーをオープンします!
ゼラチンシルバーセッションの活動を通してフィルムを残していこうと、トークイベントやワークショップをしてきたのですが、どうしてもイベントだと一瞬で終わってしまう気がしてしまい、日常の中で写真の楽しさを体験出来るスペースをつくりたいと思っていました。
今日でやっと解体が終わって、これから工事をはじめ、なんとか6月19日のオープンにこぎつけられたらと思っています。
これからは随時、進行状況をアップしていくので、楽しみにしてください。
では、また!


2008/10/30 東鳴子温泉大型カメラワークショップ日記 最終日です!

いよいよ最終日を迎え最後の工程、プリントに取り掛かる。山荘の一室をまるまる簡易の暗室として、目張りをしたりブルーシートを敷いたりとスタッフの手作りで、7Wの電球とガラス板で作ったお座敷密着焼テーブルセットの前に正座してタイマーで印画紙に露光するという温泉ワークショップに相応しい暗室作業を体験し、ついに自分の作品が完成した。幾度の工程を重ねて徐々に自分の思い描いた形になる様は、初日と比べると皆喜びを隠し切れないように表情が優しく満足気であった。そして作品を並べて見てみると、小全紙の大きさのプリントに8x10の画像が真ん中に配置されて、迫力満天の作品たちが出来上がった。でもよく見ると各々写真に個性が現れていて、たった三日間過ごしただけでも、誰の作品か当てられるのではないかと思うほどだった。
こうしてあっという間に過ぎていった三日間。寝食共にして、一つの作品を最初から最後まで作りあげる喜び。ただ旅をするだけでなく目的や達成感のあるワークショップを湯治場で体験できるという貴重な経験を得て、平間さんや大沼さんやスタッフや街の人、そしてこのワークショップに集まった参加者の皆さんとたくさんの温かい心に包まれて、参加できたことを心から喜び、感謝したい。
そしてまたこのようなワークショップが続いていって多くの人に写真の素晴らしさや人とのふれあいを感じでもらえたらいいなぁと思った。
余談だが、東鳴子の街の人たちが、余りにもキャラが濃いので、すっかりツボに入ってしまい、次の日筋肉痛になるほど笑った。
特に東鳴子の寅さんこと「恋する鯉屋さん」の恋話や、旅館に訪れる様々な客との人情話に、極めつけは落ちの全く読めないマジックショーなどなど話せば切りがない。 でも一番謎だったのは、毎夜毎夜訪れるたびにメニューにはまるで載ってない本格的中華料理を次から次へと出してくる、街で唯一の一見全く普通の食堂だった。
もし行くチャンスがあれば裏メニューを是非注文してみて頂きたい。

と、最後に東鳴子の町の人たちの素晴らしさにふれつつ、今回のワークショップレポートをまとめたいと思う。

おわり。

2008/10/30 東鳴子温泉大型カメラワークショップ日記 2日目!

二日目の朝、昨日の天気とはうって変わって、久々にからっと秋晴れの撮影日和。朝からご飯も美味しいし、どんな一日になるのだろうとワクワクした。
「始め良ければ終わりよし…。」
ほんとに私が1番でいいのか?
ふと昨日の蜂が頭をよぎった。
ロケハンの時点であまり気に入った場所は見つからなくて構図もなかなか決められないまま、先生のアドバイスも合ってなんとか無事撮影が済んだ。黒い布をかぶってぼんやり写る像のピンとを合わせる。画像が逆さに写るので感覚が難しいのだが、それでもピントが合った瞬間は気持ちよく、木下女史に露出を測ってもらって、レンズを覗かずしてレリーズをカシャッと押す瞬間。なんだか巨匠気分。次は撮影済のホルダーを持って暗室のある山荘へ、そのまま現像作業に取り掛かる。もっとも重要な作業だ。完全な暗闇のなかで感覚を頼りにレクチャーを思いだしながら手探りで作業をする。最後に電気をつけたときに初めてフィルムに像が写っているのを確認して一安心、そして感動…。のはずが、真ん中にあるはずのない影が!どうやらカメラの蛇腹から光が漏れていたようだった。あまりのピーカンでテストのときにはでなかった光漏れが発見されて、わたしはまんまと実験台になった。後に再撮できたのだが、やっぱりハプニングは起きてしまった。
その後は各自撮影現像ともに順調に進んで、後は明日のプリントに備えるのみになった。
その日の夕食は大沼旅館にて、地産地消の滋味溢れる盛り沢山の夕食に舌鼓をうった。特に美味しかったのは近くの鯉屋さん?から卸している鯉濃や「みず」という山菜の実でプチっとした食感と山菜特有のほろ苦さはまさに旬の味で地酒日本酒でちびちびやっていると、だいぶ緊張も解けて談笑しながらのんびり食事ができた。明日はいよいよ最終日。
今日は一階美肌の湯で疲れを癒し、ようやく何事もなく自分の部屋で熟睡できたのだった。


2008/10/30 東鳴子温泉での大型カメラワークショップ日記です☆ 

東鳴子の大型カメラワークショップにスタッフとして参加して下さったプロラボTCKの藤田真由子さんから寄稿していただきました!3日間の楽しく充実したワークショップの内容がひしひしと伝わる日記です!
10/9(初日!)
10月9日木曜、宮城県は東鳴子温泉にて2泊3日、湯治場で温泉に浸かり美味しい食事をしながら、8x10の大判カメラを使って撮影から現像プリントまで全工程を自分たちで仕あげるという、なんとも贅沢で盛り沢山な内容で、講師には宮城県塩竈出身の写真家平間至さん、という写真好き温泉好きにとっては最強タッグのワークショップが行われた。
少し早めに着いた私は早速平間氏とアシスタント木下女史と会社の上司で今回現像とプリントを担当する小野氏で軽く昼食を取りに鳴子駅へと向かった。鳴子といえばこけし。到る所にこけし、こけし、こけし。なんだか癒される。駅前に併設の足湯でまずはお湯試し。ほんのりと硫黄の香りが漂い、すっかり温泉観光者気分。いやいやこんなのんびりした始まりでいいのかと疑いつつも昼食となり、私はその間、鳴子のメインストリートをハントしてみた。レトロな温泉地ならではのゆるいお土産やらこけしの絵付けやら気になる店が満載だったが限られた時間の中で私はすでにターゲットを決めて黙々と歩いていた。名物のやらかい餅の中に大きな栗が入り、みたらしのタレをたっぷりかけて食べる「栗まん」だ。まず名前がそそる。食べて満足。鳴子名物一つ制覇!そんなこんなであっという間に、始まりの時間を迎え、参加者全員の挨拶で始まり、遠くは徳島から、年齢性別様々な5名とスタッフ4名でワークショップは始まった。
場所を提供してくれたのは東鳴子温泉の大沼旅館さんで、とても穏やかで丁寧な東鳴子の志村けん、館主大沼さんはまちおこしの中心人物であり、たくさんのイベントを企画してはこなしていく凄腕で宮城では有名人らしい。
計8個の温泉が入り放題で、湯質も雰囲気もいろいろ楽しめる。食事も滋味溢れる美味しい料理が味わえる。
まずは各々ロケハンをし、大判カメラの取り扱いについてのレクチャーがあって、夕食はカラオケ屋のビッグスターにて、ってあれあれいきなりカラオケで宴会ですか?平間さんも好きだな〜!なんて思っていたら、なんとオーナー親子が野菜ソムリエで、本格的な料理を味わえるというカラオケボックスだった。そのうえ温泉ソムリエの資格まで持っていて美と健康のスペシャリストでもあり、ただのカラオケボックスと侮るなかれ。野菜本来の濃い味をいかした生野菜を御手製ドレッシングと塩だけで一種類ずつかみ締め、地元のもちぶたのシャブシャブはやらかくて旨味たっぷり、最後にきのこと鳥の土鍋炊き込みご飯もおかわりするほど美味しくて、デザートにはクレームブリュレと巨峰シャーベットとフレンチ顔負けの味で大満足だった。
食事をしながら、会場では各々のこれまでの作品を持ち寄って鑑賞しあった。特に徳島から参加の櫛本さんの作品には感動しきりで、私は胸がいっぱいになった。プロサーファーの旦那様を追いかけて、世界中の荒波をかきわけシャッターチャンスを狙う。今までみたサーフィンの写真では感じたことのないスポーツとかそんなじゃなくて、大地や地球や命やほんとに大きいものを含んだ、強いメッセージを感じた。でもこんな命がけの迫力ある写真を撮り続けられるのは、やっぱり旦那様への愛があるからなんだなぁと感じた。是非たくさんの人に見て欲しいと思った。(青山ブックセンターで絶賛発売中!)
最後は御大平間先生のライフワークである舞踊家田中泯氏の場踊りを撮影しているドキュメンタリー映像を鑑賞して、2人とも本気でぶつかり合っているガチンコの撮影風景に皆、息を飲んで見入っていた。泯さんの動きを瞬間に写真に閉じ込めて、その場の空気まで真空パックして、それを白と黒の階調だけでプリントで表現する。撮影と現像とプリントの三段階の工程の組み合わせのクオリティで作品の仕上がりもどんどん変わっていく。それをまざまざと見せつけられて、この感動を踏まえて明日の作品に活かそうと思った。
最後はクラムボンの原田郁子さんの優しい歌声に乗せて、平間さんの娘さんミーナちゃんをモデルとした愛溢れる幸せなスライドショーを見てほっこりしていると、気付けばもう4時間以上の長い宴となっていて、非常に濃ゆい時間を過ごし交流を深めた。そんな余韻を引きずりながら、明日の撮影がトップバッターになってしまった私は、まだ構図に少し迷っていたのだが、とりあえず部屋に温泉に入って心を落ち着けようと、部屋に戻った。しばらくると上方からブーーンと羽音が聞こえてくる。辺りを見回すと、なんと直径5cmほどの足長蜂が電気のへりにダルそうに足をすり合わせてまどろんでいた。しばし睨みあったがらちがあかず、いよいよ身の危険を感じたので、なんとか荷物と布団を持ち出して、上司の部屋へ駆け込んだ。とんだハプニングに見舞われ、適度の興奮が残ったまま、なかなか寝付けず、しまいに金縛りまであい、寝不足なまま二日目の朝を迎えた。

2008/05/26 写真の先生

HP上ではまだ発表していなかったのですが、今年の4月から京都造形芸術大学で先生として教える事になりました。
去年の10月にゼラチンシルバーセッションのトークショウのタイミングで特別授業をする事になって、それ以後のご縁で教える事となりました。
後々わかったのですが、その時担当だった吉野先生が、元PGIだったり、田中泯さんとNYに行っていた事があったりと、色々な所で繋がりがあって、あっというまに客員教授になってしまいました。
僕自身は学校という上から下に伝えるようなシステムが嫌いなので、学校で教えるというよりも、生徒といかに向き合っていくかをテーマにやっていきたいと思っています。
授業を通して写真の楽しさ、深さを学び、そして皆で、写真をきっかけに幸せになっていけたらと思っています。

平間至