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田中泯 −場踊り−

自らカメラと自意識を消し去り、肉体と無意で田中泯と向き合った。

その瞬間、私はたった一人で闇の中にいた。
なんて静かで豊かな時間なのだろうか。

そこには、生も死も、過去も未来も、すべてがあった。
そしてそこは、ずっと前から私が求めていた時空間だ。
その扉を彼が開けてくれたのだ。

モノクロで撮ったということで、田中泯という闇を撮っていた気がする。

後日プリントに仕上げたものを見ると、肉体を撮っているけれど、そこでは肉体ではなくて、ひとつの無限の闇を撮ろうとしていたと、強く感じた。岬の突端で撮っていた時も、生きている人を撮っているのではなく、太古から伝わっているような何かを撮っているような感覚が、はっきりと自分の中にあったことが忘れられない。

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